本気で変わりたい人の行動イノベーション

10月 22nd, 2014 | Posted by admin in 長橋のつぶやき - (本気で変わりたい人の行動イノベーション はコメントを受け付けていません。)

レビュープラスさんから献本いただきました。ありがとうございます。

本気で変わりたい場合、どうするか?

筆者は、それを「欲望」と説く。

そして、欲望とは、

「欲望=頭の声、体の声、心の声」(p32)

という。そして、毎日の生活の中で、こうした声を聞くことが重要と言う。

その欲望がどう行動を変えるか、それが、

「欲望」からスタートして作られた「ビジョン」(p53)

という。

すなわち、最初は自分のための欲望からスタートしても、それがやがて世の中のためになる「ビジョン」に成長すると。

あなたの「欲望」の半歩先には必ず「善きビジョン」がある(p62)

そして、どう欲望とビジョンを行動におこすか、筆者は、50秒セルフトークとそのあとの10秒の行動こそが大事と説く。

すなわち、自分に言い聞かせて、行動を起こすと。

たしか、渋沢栄一だったと思うけど、彼は寝る前に毎日今日起きたことを反省したという。

そして、反省を活かして、つぎに活かす、これを繰り返していたので、「日本資本主義の父」たる存在になったと。

というわけで、この行動イノベーションも自分を振り返って、アクションにつなげる、有効な手段だと思ったのでした。

道を究める

10月 14th, 2014 | Posted by admin in 日々の思い | 経営 - (道を究める はコメントを受け付けていません。)

今日、家に戻って、夕刊を読んでいて、なるほど、と思ったのが、プリプリの奥井香の記事。

彼女は、小学校のときはピアノをやっていたけど、付属中学に入学するにあたって、音楽を辞めたという。

でも、入学した中学校の音楽室には、普通の中学校になりドラムがあったり、高校生はシンセサイザーを使えたとても恵まれた環境で、バンド活動をスタートする。

そして、バンド活動にのめりこんだあまりに、付属高校に進学できずじまいで、家族ががっくりする中、ただ一人叔父さんが「入学祝に好きなものを買ってやるぞ」と言って、買ってもらったベースがプリプリのデビューのきっかけになったと。

孟母三遷というように、やっぱ、環境は大事だなあと。

そして、さらに思うこと。

自分の周りには、元プロミュージシャン、元プロボクサーなど、全然、バックグラウンドが違う人がビジネスをやっている。そして、そういう一つの道を極めた人の方が、仕事の飲み込みも早いし、根性もあるし、真剣に働くので、仕事をしていて楽しい。

で、日本の場合は、大学をでて一人前的な風潮も昔に比べたら薄まったものの、やはり、まだあると思う。でも、自分が思うに、だらだら大学をでる人よりは、一つの道を極めた人、そして、極めながらも諸処の事情で残念ながらその道を諦めた人、こうした人を企業に引っ張ってくるのも大事じゃないかと、奥井香の話から思ったのでした。

石油の「埋蔵量」は誰が決めるのか? エネルギー情報学入門

10月 1st, 2014 | Posted by admin in 日々の思い | 長橋のつぶやき - (石油の「埋蔵量」は誰が決めるのか? エネルギー情報学入門 はコメントを受け付けていません。)

石油の「埋蔵量」は誰が決めるのか? エネルギー情報学入門

ビジネスマンとして深く尊敬する岩瀬さんの初のご著書です。

自分の理解では、この本は、おおきくわけて3つの話をしています。

1.エネルギー(本書では、石油、ガスがメイン)はどのように発掘するか?⇒ 石油・ガス賦存の5要素
2.発掘したエネルギーをどのように流通するか? セブンシスターズ手動⇒OPEC手動⇒市場取引に
3.そうして日本に届いたエネルギーをどう活用すべきか?⇒エネルギー政策

1,2については、筆者のこれまでの商社マン人生でベネズエラからテヘランまでありとあらゆる場所に赴いた現場経験が裏打ちされて、リアルにその情景が伝わってきます。

帯には、「エネルギー界の池上彰さん誕生!」とあるけど、この本の面白さは池上彰さんというより、むしろ、「海賊と呼ばれた男」的な面白さだと思う。

つまり、ジャーナリストとしてある事象を冷静に観察するというより、日本の石油業界を背負う当事者、リーダーとして、これまで過ごした生き様がひしひしと伝わってきます。なので、次回はぜひ当事者としての回顧録を読みたいなあ、とも思います。

で、考えさせらたのは、3.エネルギー政策。

第1章のタイトル 日本の輸入ガスはなぜ高いか? で触れられているように、なぜ、日本の輸入ガスは高いか?

その理由としては、筆者は、「日本ではLNGは原油の代替燃料だった。したがって、価格を原油価格にリンクさせたのもこれまた当然だった。」(p30)

すなわち、シェールガスでどんなに天然ガスが安くなっても、日本だけ天然ガスの価格は原油価格にリンクしている。その背景には、「日本の電力会社は、販売電力価格を総括原価方式とよばれる「コスト積み上げ」で算定し、政府に許可を得ることになっている。」(p32)

その「コスト積み上げ」での電力価格を負担しているのは、いうまでもなく、我々日本国民。電力価格を本当に安くしたいのであれば、天然ガスの価格を原油価格にリンクさせなければ安くなる。ただし、その場合、電力会社が想定する“安定供給”ができない可能性があると。

で、どちらをとるか? やっぱり、これまで自分はこんなカラクリがあることは知らなかったし、エネルギーをどうすべきか、その背景をきっちり知ることが最初の一歩だと思う。

最後に、自分はいままで情報分野が長いので、タイトルの“エネルギー情報学”に引っかかってしまいました。

自分の理解では、情報とは、点(ヒト)と線(通信手段、電話、ネットなど)の集合。

そう考えてみると、ある点において、油田が発見され、また、ある点で流通する。そして、ある点ではそのエネルギーを利用する。その点で起きることをどう解釈するか、これはエネルギー情報学とも言えるのかもしれない。

すくなくとも、石油・天然ガスについては、ある点で起きている事象が包括的に理解できるので、そういう意味で“エネルギー情報学”の入門としてはよいと思いました。