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ベイズ統計の直感的理解と実践活用術

6月 12th, 2021 | Posted by admin in 長橋のつぶやき - (ベイズ統計の直感的理解と実践活用術 はコメントを受け付けていません)

いつもお世話になっている情報機構さんで9月にオンラインセミナー実施予定です。

ベイズ統計の直感的理解と実践活用術

ベイズ統計は難しいと思われている方は多いのではないでしょうか。たしかに、ベイズ統計を数学的に厳密に理解するには、数学のバックグラウンドが必要になり、難しいかもしれません。一方で、ベイズ統計は、迷惑メールフィルターなど、実社会の多くで利用されています。そこで本セミナーでは、ベイズ統計の直感的理解とその実践ということで、できるだけ数学に頼らず、直感的に理解できるようわかりやすく解説し、その応用について触れます。

https://johokiko.co.jp/seminar_chemical/AD210909.php

ワクチン接種と地方の底力

6月 2nd, 2021 | Posted by admin in 長橋のつぶやき - (ワクチン接種と地方の底力 はコメントを受け付けていません)

 イスラエル・米国・英国等に比べて遅れていた、日本での新型コロナウィルスのワクチン接種、5月下旬からだいぶ進んできたように思います。65歳以上のウチの両親も接種日も決まり、8~9月までには自分を含めた一般向けについてもワクチン接種できるのではないでしょうか。

 そして、どうやってワクチン接種を効率的にできるか、各市町村でいろいろな試みがされているようですね。たとえば、福岡市宇美町では、医師・看護師が大名行列のように移動し、ワクチンを接種することで、1時間あたり8倍に効率アップしたそうで、これはよい試みだと思いました。地方自治体が知恵を絞って、工夫する、こうした底力こそが日本を支えていると思います。

 で、地方自治体が知恵を絞って工夫する、そのルーツは江戸時代の幕藩体制にあるのではないでしょうか。自分が敬愛する司馬遼太郎の「酔って候」の中に「伊達の黒船」という短編があります。これは実に素晴らしい短編小説で、舞台は江戸・大阪からはるか離れた愛媛宇和島藩、その藩主伊達宗城は新しもの好きで、当時、全くサンプルのなかった蒸気船を作るべしと提灯張り職人嘉蔵に命じます、そして、嘉蔵は何度も失敗を重ねた上、ついに蒸気船の開発に成功するという話です。蒸気船の話は、幕末の賢候伊達宗城のリーダーシップもあるかもしれないですが、いずれにしても、江戸時代の幕藩体制は、藩が国のようなもので、それぞれの藩が知恵を絞って、工夫する文化があったのではないかと。

 で、今回のワクチン接種も藩同様に、地方自治体が知恵を絞って、工夫する、その良い面がでている気がします。で、もちろん、中央政府からの要請に応えることは大事だと思いますが、それ以上に各地方自治体が知恵を絞って、工夫する、この多様性・ダイバーシティが日本の底力になっているように思います。

 ただ、こうした多様性・ダイバーシティには、それぞれの当事者が国に頼ることなく、新しいことをやらなければいけない、あるいは、今あるものをさらに良くしなければいけないといった気概、エートスが必要なのかもしれません。まあ、自分の地元は静岡で、たまに戻ると老齢化が進んでいるのは気がかりと言えば気がかりですが、それ以上に、現状満足ではなく、さらに良い方向に改善する、新しいことにチャレンジする、こうした気概が大事なのかもしれません。

よくわかる最新量子コンピュータ 基本と仕組み 韓国語版

5月 13th, 2021 | Posted by admin in 日々の思い | 長橋のつぶやき - (よくわかる最新量子コンピュータ 基本と仕組み 韓国語版 はコメントを受け付けていません)

 2018年に出版させていただきましたよくわかる最新量子コンピュータ 基本と仕組み 韓国語版が翻訳されました。自分は韓国語はわからないのですが、図表を見る限り、ちゃんと訳されているように思います。

「現状維持がベスト」の可否

5月 9th, 2021 | Posted by admin in 日々の思い - (「現状維持がベスト」の可否 はコメントを受け付けていません)

 さて、東京・大阪を中心とした緊急事態宣言も5月末まで延長されました。重症患者の病床逼迫などいろいろ論点があるとは思いますが、個人的には、「現状維持がベスト」という世の中のコンセンサスがこうした意思決定につながった気もしています。まあ、今回のコロナ禍は、ワクチン接種で収束が見えてきましたが、これだけに限らず、集合的心情すなわちエートスというのでしょうか、多くの事象について「現状維持がベスト」のような感じがしています。


 この「現状維持がベスト」、自分の理解では、これが通用する世の中と通用しない世の中があると思います。そのなかで、先日読んだ「元禄御畳奉行の日記 尾張藩士の見た浮世」(神坂次郎著、中公新書)を思い出しました。日記の主人公である朝日文左衛門は、尾張で父親から棒給40俵の警備職を受け継ぎ、27歳で御畳奉行に昇進します。一方で、彼は、無類の記録マニアで、自身の結婚式での食事のメニュー、観た芝居の批評、江戸の世相など、27年にわたり記録しつづけます。ま、いまでいえば、ブログみたいなものですね、それが幸運なことに今日まで「鸚鵡籠中記」として残されたことで、元禄の世がどうなっていたのか、窺い知ることができます。


 で、元禄の世は、武士は「サラリーマン化」していたと言います(同書p29)。そりゃそうですよね、関ヶ原合戦から80年以上経って、戦争とはほぼ縁のない世界です。人によっては、武士の命である刀を芝居小屋に忘れたとか、そんなポカもあったようです。そして、主人公である朝日文左衛門も、類に漏れずユルい生活を送っていたようです。彼の同役の御畳奉行が3人いるので、出勤は1か月に3回、それも実務は部下の足軽が取り仕切ります。なので、仕事があるとすれば、「現状維持」、悪いことをしないで、いまのままをキープするといったところでしょうか。そして、朝日文左衛門は、仕事そっちのけで、芝居、酒に熱中し、最後は酒の飲み過ぎで45歳で生涯を閉じます。

 やはり、元禄の世は、「現状維持がベスト」が通じた時代だと思います、世の中も安定し、新田開発も進み、1つのポジションに3名奉行がいても、何とかできた時代です。ただ、こうしたいびつな構造がだいぶ先になりますが、江戸幕府の衰退につながったのは、歴史が証明していますよね。まあ、元禄時代と現在を単純に比較はできないと思いますが、学ぶべき点もあると思います。やはり、現在は、「現状維持がベスト」とは言えないですよね。元禄の世では武士がサラリーマン化していましたが、2021年の現在、典型的なサラリーマン、すなわち、新卒で入社して、定年まで勤め上げて、退職して、年金で暮らす、これは、なかなか難しくなっているのではないでしょうか。


 「現状維持がベスト」によって、いまはいろいろ歪みが生じていると思います。たとえば、↑の話では、キャリアプランですよね、それはきちんと変えていくと思います。これは企業でも同じですよね。ビジネスの環境が変化したら、「現状維持がベスト」ではなく、変えるべき点を変える、こうしたマインドがさらに必要になってくるのではないでしょうか。

「まだ見ぬ光景」と「いつか見た光景」

4月 29th, 2021 | Posted by admin in 長橋のつぶやき - (「まだ見ぬ光景」と「いつか見た光景」 はコメントを受け付けていません)

 日曜日、新ドラマ「ドラゴン桜」を見ながら、ツラツラと考えていたことです。ドラゴン桜は、ご存知のように元暴走族の弁護士桜木が落ちこぼれ高校生を指南して、東大に合格させる話です。今回はだいぶ半沢直樹に寄ってきましたね笑

  で、前から不思議に思っていたのは、開成・灘のような毎年東大に100人以上合格している高校もあれば、数年に一度東大合格者がいるかいないかみたいな高校もあります、その違いは何かと?

 その疑問に対して、先日、ハラオチする話をお伺いしました。その方は、横浜の聖光学院の出身の方です。ちなみに、自分はその弟分である静岡聖光学院出身で、母校を贔屓目にみても、東大合格者数の差は歴然としてます汗

 さて、その方いわく、東大合格者が増えたのは、東大出身の教師が増えたからといいます、で、教師にすでに東大合格という「体験」があるので、生徒に具体的に指導しやすい、かつ、生徒にとっても東大は比較的身近な存在になりつつあり、それが増加につながっているのだと。まあ、先生、先輩が東大が多ければ、やはり、身近に感じますよね。

 これをちょっと抽象度を上げると、「まだ見ぬ光景」から「いつか見た光景」とも言えるかもしれません。数年に一度しか東大に合格しないところでは、ノウハウも確立されていないでしょうし、暗中模索の状態で、それは「まだ見ぬ光景」と思われます。一方で、まわりが東大行くのが普通であれば、それは「いつか見た光景」ではないかと。

 これはビジネスの世界でも同じですよね。とくに、テクノロジーの場合、良くある話です。たとえば、だいぶ前ですが、携帯電話でゲームなんかするはずがないと言われた時代がありました。それは、携帯電話で電話・ショートメッセージをするのが「いつか見た光景」で、ゲームは論外だと。ただ、これからは携帯電話でゲームをやる時代が必ず来ると信じて、暗中模索して、「まだ見ぬ風景」から携帯電話でゲームをするのが当たり前という「いつか見た光景」に変える、0から1に変えるという点で、アントレプレナーの役割でもありそうです。

 もちろん、東大には定員があるので、すべての高校が「いつか見た光景」になるわけではないですが笑、「まだ見ぬ光景」から「いつか見た光景」に変える、どんな領域であれ、こうした光景を変えることが活力につながるのではないかと思いました。

オペレーションワープスピードとUSの原動力

4月 4th, 2021 | Posted by admin in 長橋のつぶやき - (オペレーションワープスピードとUSの原動力 はコメントを受け付けていません)

気の向くままに海外の思い出を綴るシリーズ、今回はUSです。たしか、はじめてUSを訪問したのは、大学生のころで、もう20年以上前です。そこから、だいたい年に1回、一時期は毎月出張で行ってたときもありました、海外に行った回数としては最多だと思います。で、最後に訪問したのは、20年1月のCES2020なので、もう1年以上ご無沙汰です。


 報道でしか知り得ないですが、この国は凄いなと思ったのが、コロナワクチン開発・接種の官民プロジェクトであるオペレーションワープスピードです。日本版のWikiは情報ありませんが、英語版がわかりやすいと思いました。これによると、このプロジェクトのワープスピードはスタートレックの超光速で進む航法から由来しているみたいです。超光速でコロナワクチンを開発・接種すると。ついこの間まで米国ではコロナ患者が蔓延していて、感染爆発でしたが、ワクチン接種がスタートしてから目に見えて感染者が減っています。

 やはり、この国の凄いところは、「できるわけがない」ということを成し遂げることですよね。過去でいえば、これは評価が分かれますがマンハッタン計画、そして、月面着陸のアポロ計画、ムーンショットというのでしょうか、野心的な目標に向けて、ターゲットを決めて、大規模に予算をつけて、あらゆる手段を動員して成し遂げる、これは米国のDNAなのかもしれません。オペレーションワープスピードは、現在進行形なので、この評価が定まるのは、もう少し先のことかもしれないですが、個人的には、こうした野心的なプロジェクトの生き証人になれたこと誇りに思いたいです。


 もちろん、USは負の側面もあります、GAFAをはじめとして上位層が強くなりすぎて、極端に貧富の差が拡大、そして、人種の問題、民主党と共和党の分断、いずれも即効薬がなく、根が深い問題です。ただ、問題は山積みですが、「できるわけがない」ことを成し遂げる、それがUnited Statesの原動力なのかもしれないと思いました。で、USもそろそろ通常に戻るようですね、また、訪問できることを楽しみにしています。


 写真は、16年8月にいったモニュメントバレー、アリゾナ州フェニックスから奥さんとドライブしました。モニュメントバレーはナバホ先住民の保留地、ここはアルコールも飲めなければ、携帯の電波も届きません、でも、それを補って余るほどの素晴らしい景色です。そして、19年10月のナパバレー、また、ハーベストシーズンに行きたいです!

エクストリームエコノミー

3月 21st, 2021 | Posted by admin in 長橋のつぶやき - (エクストリームエコノミー はコメントを受け付けていません)

 最近読んだ本 「エクストリームエコノミー」、いやー、面白かったです。500ページくらいあるのですが、あっという間でした。去年読んだ「ファクトフルネス」も面白かったですが、それ以上の面白さでした。


 この面白さは、やはり「エクストリーム(極限)」にあるのだと思います。この本では、9つの「エクストリーム」を上げています。 最初は、インドネシアのアチェの話。アチェは2004年12月のスマトラ島沖地震の津波で住民の55%が落命し、家などすべてが流されましたが、ノウハウは流されず1年あまりで驚異的なスピードで再生(レジリエンス)します。


 もう一つの「エクストリーム」は、未来の姿も見せてくれます。日本の秋田は、人口に占める高齢者の割合は世界屈指の高さで超高齢化社会です。ただ、これは秋田だけではなく、今後、韓国、ドイツ、イタリア、ポルトガルも同じ道を辿るという。そのなかで、増える空き家、学校や病院などの公共サービスの維持、縮小をバランスよくマネージするという未来です。

 あるいは、チリの首都サンティアゴは、1970年代、シカゴ大学で学んだチリの留学生シカゴボーイズは、できるだけ政府が介入せずに、選択の自由を与えるべしという経済政策を導入しました。一時はチリの奇跡として驚異的な経済発展を遂げたものの、貧富の差が拡大、むしろ最近ではこうした格差是正を標榜する政治家に人気が集まるといいます。


 これらはジャンル的には都市経済学とでも言うんでしょうかね。むしろ、自分は旅行記のように都市を旅しているように感じました。それは、ある都市で起きている事象を数字だけではなく、むしろ、数字に表れない人々の絆であったり、工夫であったりといった社会資本。その社会資本の蓄積が外部環境が変わっても対応(レジリエンス)する基礎力になっていると理解しました。


 で、この都市の基礎力は、持続可能な経済成長、いわゆる、SGDs・ESG的なものかもしれないと思いました。というのは、「エクストリームエコノミー」は、自由放任でもなく、計画経済でもなく、ちょうどいい塩梅に成立すると思います。それは、中庸、バランスだと思います。成長することが良いことだ、これはGDPの考え方ですが、成長するだけが良いことではない、この本から世界は変わりつつあると思いました。

図解入門ビジネス 最新 D2Cの基本と仕組みがよ~くわかる本

3月 6th, 2021 | Posted by admin in 日々の思い - (図解入門ビジネス 最新 D2Cの基本と仕組みがよ~くわかる本 はコメントを受け付けていません)

さて、昨年の秋くらいから書いていた本「D2Cの基本と仕組みがよーくわかる本」が先週発売されました、アマゾンでも買えるようです。これまでフィンテックも書いたことがありラクに書けるかなと思ってましたが、全くそんなことなく、いつものようにシンドイいばらの道でした。 

 こうしたいばらの道を歩みながら、一つのゴールに辿り着きました。D2CはDirect To Consumer、メーカーが直接コンシューマーにアプローチするわけですが、昔から製販一体と言ったり、SPAと言ったり、新しいモデルではありません。ただ、新しいのはECの統合、店にいってもレジ経由でなくEC経由でモノを買う、家でもECで買う、バックエンドをECで統合する、いわゆる、ヘッドレスコマースで、これによって顧客との接点が多面的になり、情報を基軸とした製造「情報」小売業となるという話です。 

 で、たまに「よく書きますね?」と言われます。まあ、素直に褒め言葉としてありがたく受け取っておりますが、絵とか音楽とか全くできない分、書くことが自分のできることのかもしれないです。そして、書くにもコツがあって、自分は出し惜しみをしないタチなので、3つのコツを書いてみたいと思います。 

  だいたい自分の場合は、あまり知らない分野が多いです。で、その場合、まず1.あらゆる文献に漁る、です。もうだいぶ前ですが、ボスコンのコンサルタントから知らない分野を担当したとき、関連する本を手当たり次第読むということを教わり、実践してます。なので、自分はこれをボスコン式勉強法と呼んでいます。ま、最近はアマゾンもあるので、クリックだけですし、とくに海外の本・デジタル媒体は知らない論点があって参考になります。

  で、2.わからなくても最後まで書く、これがかなりシンドイですが、期日を決めてわからなくてもとにかく書く。書いてから徹底的に直します。かのピーター・ドラッガーは最低3度書き直したそうです、まあ、そこまではできませんが、書き直すことで、論点がブラッシュアップする気がします。そして、最後に3.継続する、気が付いたもう10年経ちました。

  最後に、編集担当の山内さん、今回もありがとうございました!独立後、はじめてご一緒させていただき、よいモノができました。こうして辿り着けたのは山内さんのおかげです、ありがとうございました。

確定申告とマイナンバーカード

2月 25th, 2021 | Posted by admin in 日々の思い - (確定申告とマイナンバーカード はコメントを受け付けていません)

 さて、前も書いたかもしれないですが、今年も書きます。自分にとって、1年の終わりは確定申告で、先日、確定申告が終了し、やっと自分にとって令和2年が終わりました。

 確定申告は前年の1月から12月までの給料、配当などのお金にまつわる経済活動を「確定」して、それを税務署に「申告」します。自分にとっては、この確定申告の日が大晦日で、次の日から新年という気持ちです。で、こうしたサイクルをもう10年以上続けてきました。

 そして、この10年、いろいろ変わったと思います。やはり、この2~3年で便利になりました。たしか、10年前は、ネットで確定申告するには、Javaをインストールする必要があり、これがなかなか大変で、ホントにインストール、入力が終わらず徹夜したときもありました。

 で、この便利のきっかけはマイナンバーカードだと思います。これまでの申告内容、扶養家族の確認、いずれもマイナンバーカードで自動的に確認できます、今後、保険証もマイナンバーカードで対応できれば、保険証にリンクしている医療費、保険控除、さらには源泉所得税もマイナンバーカードで取得できるのかもしれないですね。

 いろいろ賛否両論はあると思いますが、自分はこうしたマイナンバーカードで情報が取得できることは、良いことだと思います。やはり、確定申告でいえば、「確定」が透明になり、わかりやすくなると思います、極端なことをいえば、確定申告は2月14日スタートでなくて、1月1日からスタートできるかもしれないですね。

  とはいうものの、日本国民が全員マイナンバーカードを取得して、確定申告できるかといえば、なかなか難しいところもありますよね。 先日、読んだ本では、IT先進国のエストニア、100ユーロ払えば、大使館に申請すれば誰でもパスポートを取得できて、選挙を含めたあらゆる行政手続きが電子化されています。とはいうものの、エストニアには旧ソ連以来のロシア語しか話せない住民も多く、エストニア国籍を取得できず、結局、無国籍状態の住民がそれなりに存在すると言います。


 ま、エストニアと日本の状況とはことなるかもしれないですが、いずれにしても、日本国民全員がマイナンバーカードを取得するのは楽ではないと思います。ただ、北風と太陽というのでしょうかね、太陽のごとく、マイナンバーカードのメリットを訴求する、これをやり続けることは大事と思いました。

Clubhouseと駄弁ること

2月 7th, 2021 | Posted by admin in 日々の思い - (Clubhouseと駄弁ること はコメントを受け付けていません)

 「男もすなる日記というものを」というのは、平安時代の紀貫之の土佐日記の冒頭ですが、そこから1200年経った2021年初頭では、「流行人がすなるClubhouseというものを」なのではないでしょうか笑

 さて、自分もこのClubhouseいうものをやってみました(アカウントはkengo.nagahashi)。このClubhouse、自分に理解では、自分でラジオ番組を作って配信する&リスナーとして参加するということだと理解しました。


 Youtubeとか動画が当たり前のなかで、音声のみのコミュニケーションも面白いなと思います。最近、リモートワークで一人で過ごしている人も多いようで、それは、自分が受験生のとき、一人で勉強していてシンドイときに、ラジオでエールを貰う、繋がりを求めるものみたいなものに近いのかなと思いました。というわけで、Clubhouseでなんか高尚な話をしているかというと全くそうではなく、わりと、雑談ですよね。でも、この雑談も面白いと思うのです。

 先日、読んだこの本「丸山眞男 音楽の対話」(中野雄、文春新書)は、この雑談がテーマです。丸山眞男先生は、「日本の思想」でよく国語の入試問題でも出題されますね、彼の専門は政治史ですが、クラシック音楽をスコアを点検しながら、鑑賞するいわゆるクラシック音楽オタクだったようです。もう、ベートーヴェン交響曲第3番の第2楽章がなぜ悲しいかと語らせたら、止まらなかったと。

 で、丸山先生のスタイルは、「駄弁る(だべる)」。これは、戦前の旧制高校で生まれたスタイルで、少人数で机を囲み、、談論風発の一刻を送るというスタイルを好んだと言います。この談論風発のスタイルは古くは、中国では論語であり、ギリシャではプラトンに遡ると。

 今だと、「駄弁る」というのは、ダラダラと時間を過ごすというニュアンスがあって、あまりポジティブじゃない気もしますが、丸山先生にとって「駄弁る」ことは、「自分の考えも、ご同席の方から挑発を受けるといいますか、何か言ってくださるとそれに対して考え方が湧いてくる、そういうタイプなんですね」(同書p153)と指摘していて、「駄弁る」ことが丸山先生のスタイルだったと。

 ひるがえって、最近、コロナ禍によるリモートワークもあり、特定の相手と特定のトピックのみ話す、こんなことが増えている気もします。それはそれで必要ではありますが、こうした予定調和ではなく、「駄弁る」ことで、新しいことが生まれるのかなとも思いました。そうした意味で、Clubhouseは、この「駄弁る」カルチャーだと思います、そして、自分も「駄弁る」ことで新しい刺激を受けたいと思いました。