住みにくい家と考える力

9月 22nd, 2020 | Posted by admin in 長橋のつぶやき - (住みにくい家と考える力 はコメントを受け付けていません。)

 もう2日前の記事ですが、ヤフーの「「お金は社会に還元して死ぬ」――「暴走族」安藤忠雄79歳、規格外の人生」が素晴らしかったのでシェアします。

 自分も経営者インタビューが好きで、これまで幾度とインタビューをしてきましたが、そのなかで、良いインタビューとは、そのインタビューから、自分ごととしていろいろな気づきが得られるインタビューと思っています。とくに、経営者インタビューの場合、「ウチの会社は」みたいな話に終始するケースもそれなりにあるので、素材と味付のバランス、それは料理人に近いかもしれないです。いずれにしてもインタビューアーの「引き出す力」が問われると。

 さてインタビュー、安藤忠雄氏を存分に「引き出して」います。で、たしかに、お金は社会に還元して死ぬも大事かもしれないですが、自分はそれは別の気づきをいただきました。それは、最初の点と次の点がつながったことです。

 最初の点は、「安藤忠雄の家は住み手に覚悟がいる家」という点。たとえば、彼が設計した住吉の長屋、「三軒長屋の真ん中の1軒を切り取り、鉄筋コンクリート造りのコートハウスに置き換えた住宅。住宅中央の中庭には屋根がなく、例えば雨の日、寝室から台所へ移動しようと思ったら傘がいる」という。

 次の点は、彼の将来へのメッセージ。「今の問題は『過保護』です。子ども中心の核家族で、子どもの言いなりじゃないですか。その子が大きくなった時、たくましく育った世界の人たちと対抗できますか。壁を乗り越える心の強さ、知的体力を鍛えなきゃいけない」

最初の点と次の点、この点と点をつなぐ線は、次の世代に「考える力をつけるべし」と理解しました。たしかに、住吉の長屋は住み手に覚悟がいるかもしれません、ただ、そのなかで、設計者のコンセプトを理解して、どうしたら快適に住めるかを「考える」、これは壁を乗り越える心の強さ、知的体力を鍛えると同じと思いました。

 で、自分たちにできること、やはり、「考える力をつける」、「知的体力を鍛える」ことなのかと。住みにくい家を提供する強さが必要なのかもしれないですね。

https://news.yahoo.co.jp/feature/1807 

善玉菌と悪玉菌

9月 6th, 2020 | Posted by admin in 長橋のつぶやき - (善玉菌と悪玉菌 はコメントを受け付けていません。)

 自分は生物とか医学とかそれほど詳しい訳ではないですが、以前、お世話になったコテコテの商社マンの方がことあるごとに腸内細菌について話しておられました。腸内細菌とは、自分たちの腸の中を顕微鏡で覗くと、まるで植物が群生しているように多種多様な細菌が存在していて、それは色とりどりのお花からなるお花畑(フローラ)であることから、腸内フローラとも呼ばれています。

 で、このお花畑では、大きくわけて、3つのタイプが存在しています。まず、体に良い働きをする「善玉菌」、便秘や下痢といった悪い影響を及ぼす「悪玉菌」、そして、どちらにも属さず優勢な方に見方する「日和見菌」です。で、腸内フローラとしては、善玉菌を増やして、「日和見」している日和見菌を増やすことが、健康への一歩のようです。

 くだんの商社マン氏は、この腸内フローラを会社の組織も同じ問題と看破しておられました。というのは、会社の場合、何かしら課題があります、たとえば、営業と開発が連携できてなかったりとか。で、それを放置すると、どんどん会社が弱くなり、競争力を失いがちです。だから、こうした現状の課題を認識し、それを変えようとする、腸内フローラでいえば、善玉菌と言えるかもしれません、ただ、それは結果的に悪い結果につながる可能性もあるので悪玉菌かもしれないです。

 いずれにしても。善玉菌と悪玉菌のせめぎあいのなかで、重要なポイントは、「日和見菌」と言います。商社マン氏は、「どんな組織でも善玉菌と悪玉菌と日和見菌がいる、組織を動かすには日和見菌を見方につけるべし、これが組織を動かすコツだと」と強調しておられました。まあ、感覚的にわかりますよね、善玉菌と悪玉菌どっちが正しいかわからないけど、日和見菌は優勢な方である「勝ち馬」に乗るので、そういう流れを作るべしと。

 さて、この人間のDNAに刻まれた腸内フローラをどう解釈するか。面白いテーマですよね。商社マン氏のように「日和見菌を抑えるべし」というのは組織を動かす上で卓見と思いました。まあ、それもあるとして、自分としては、「日和見菌になりたくない」とも思いました。まあ、勝ち馬に乗るのではなく、善玉菌、悪玉菌、どちらなのか判断できませんが、自分の明確なポリシーは持っていたいと思いました。最近は商社マン氏とは御無沙汰ですが、また、腸内フローラについてお話をお伺いしたいと思いました。