もう20年。
いまから、20年前の5月1日、自分は高校生で、アイルトン・セナ、ナイジェル・マンセル、アラン・プロスト、リカルド・パトレーゼなど、キラ星のごとく輝くF1の世界に夢中でした。
そして、20年前の5月1日、たしか、その日は、高校の遠足に行く予定だったけど、天候不良によるキャンセルで、自宅待機だったと思う。朝のニュースで飛び込んできたのが、アイルトン・セナの事故。本当に信じられなくて、人生で初めて喪失感を感じた瞬間です。
やはり、スターばかりのF1でもセナは別格で、中嶋悟とのロータス・ホンダとのコンビ、鈴鹿グランプリでのプロストとの確執、故国ブラジルでの悲願のGP獲得、もう20年以上前だけど、まるで昨日に彼の思い出が甦ってきます。
2014年、もう自分はアイルトン・セナよりも3年以上近く長く生きているけど、彼の生きた濃密な時間には到底追いつかない。やはり、20年経っても相変わらず、彼が輝き続けるのも、彼という存在があまりにも濃密で人々に感動を与え続けたからのような気がする。それは、享年30年にして斃れた吉田松陰が今でも人々に志を与え続けているのと同じなのかもしれない。
彼の事故から20年、20年前の楽しかった思い出を呼び起こしてくれました。そして、あと10年、20年、どれだけ経っても、5月1日に彼を忘れることはないです。