今日、家に戻って、夕刊を読んでいて、なるほど、と思ったのが、プリプリの奥井香の記事。
彼女は、小学校のときはピアノをやっていたけど、付属中学に入学するにあたって、音楽を辞めたという。
でも、入学した中学校の音楽室には、普通の中学校になりドラムがあったり、高校生はシンセサイザーを使えたとても恵まれた環境で、バンド活動をスタートする。
そして、バンド活動にのめりこんだあまりに、付属高校に進学できずじまいで、家族ががっくりする中、ただ一人叔父さんが「入学祝に好きなものを買ってやるぞ」と言って、買ってもらったベースがプリプリのデビューのきっかけになったと。
孟母三遷というように、やっぱ、環境は大事だなあと。
そして、さらに思うこと。
自分の周りには、元プロミュージシャン、元プロボクサーなど、全然、バックグラウンドが違う人がビジネスをやっている。そして、そういう一つの道を極めた人の方が、仕事の飲み込みも早いし、根性もあるし、真剣に働くので、仕事をしていて楽しい。
で、日本の場合は、大学をでて一人前的な風潮も昔に比べたら薄まったものの、やはり、まだあると思う。でも、自分が思うに、だらだら大学をでる人よりは、一つの道を極めた人、そして、極めながらも諸処の事情で残念ながらその道を諦めた人、こうした人を企業に引っ張ってくるのも大事じゃないかと、奥井香の話から思ったのでした。